乳をしぼるための牛たちは、およそ100頭を一つの群れとして、春から秋までは昼夜、草地に放牧しています。早朝5時と午後3時の搾乳時だけ放牧地から搾乳室に戻しますが、そのときも群れで大行列をつくり、牧場内を行進していくのです。こうして牛たちの年間移動距離は、1,000キロメートルは優に超えることになります。
毎日午後1時過ぎ、放牧地から搾乳室に向かうこの大行列は神津牧場の名物イベントとなっていて、誰でも見学することができます。ただしコースはその日の放牧地の場所によって毎日異なりますから、お近くのスタッフなどにおたずねください。