物見山(標高1,375メートル)の裾野に広がる神津牧場では、物見山の頂上を経由して牧場の周りを歩けるコースを整備しており、春から秋にかけてのシーズンには、牧場の駐車場に車を停めてハイキングを楽しむ方もたくさんいます。
もともと神津牧場には、大正の終わりころから、物見山や荒船山(標高1,423メートル)での山歩きを楽しむ登山者が訪れるようになり、こうした来訪者に向けて山荘を建てて便宜を図ると同時に、牛乳や乳製品の販売を行ってきました。
その後、周辺の林道などが整備されて交通の便がよくなり、来訪者が増加したことから、昭和46(1971)年に現在のロッジを開設した過去の経緯があります。このようなことから、神津牧場は古くからグリーンツーリズムの拠点としての機能を果たし、現在でもその精神はしっかりと受け継がれています。
また、長年にわたって自然の生態系を守ってきた結果、神津牧場の周辺では多様な動植物が保全されてきました。そのため神津牧場は、動物、植物、鳥類の観察などを中心としたエコツーリズムの発信基地としての機能も果たしていきたいと思っています。
★ハイキングコースのご案内
⇒物見山コース ⇒八風山コース
⇒荒船山コース
写真
上段左:ハイキングの様子
上段右:荒船山
下段左:牧場内のコスモス
下段右:牧場内の杉林